原因となる植物が地域で違う

花粉症の原因となる植物は、もちろん、スギだけではありません。

世界で最初の「花粉症」の報告は、1819年イギリス人医師、ジョン・ボストックによるもので、牧草を刈り取って乾燥させるためにサイロに収納していた農民たちが、鼻からにかけて炒けつくような痛みやかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙が止まらなくなるなどの症状が出ていたのを「枯草熱 (hayfever)」として紹介したのが最初とされています。

その後、1831年にエリオットソンが枯草熱の原因はカモガヤなど牧草の花粉だと発見、1873年にバークレイが「枯草熱あるいは枯草職息の病因の実験的研究」を発表して、枯草熱は「花粉症」と呼ばれ、自身も花粉症だったバークレイは「花粉症の父」と呼ばれるようになりました。

ちなみに、なぜイギリスでこんなにカモガヤなどイネ科の花粉症に悩まされるようになったかというと、当時、スペインなど列強を駆逐して領土拡大を図っていたイギリスでは、軍機の製造のために国内の森林がほとんど伐採され、その後の産業命で、仮探されたところが牧章地に変わり、大気汚染と相まって、牧草の花粉による花粉症が増えたのです。

この状況は日本のスギ花粉症とも似ています。

アメリカでは、同じ質のブタクサによる花粉症が大問題になっていましたし、北欧では白などカバ類の花粉症が問題になりました。その細い中成のハンノキ、地中海部解のオリーブも花粉症の原因となっています。

というわけで、原因植物はその地域にどの植物がたくさん生えているかで違っていて、イネ科の植物、ブタクサ、そしてスギが、世界の三大花粉症と言われています。

菌北に長い日本では、花粉症の原因になるのはスギだけではありません。花粉症の原因として、スギがこんなに多いのは日本だけの現象ですが、それ以外に50種類以上の原因植物が発見されていて、それぞれ開花時期も違いますから、花粉症に悩まされる時期もそれぞれ異なります。

1〜4月のスギ花粉の後、少しオーバーラップした形でヒノキの花粉が飛びます。それが過ぎると、ハルガヤとかカモガヤというイネ科の花粉が飛び出します。このイネ科の植物は、ほとんどが道端の雑草です。秋口になると、ブタクサ、ヨモギなどキク科の植物の花粉が飛び始め、秋になると、再びイネ科の花粉が出てきます。そんな風に、日本ではほとんどの季節で花粉症を起こす花粉が代わる代わる飛んでいて、三大花粉症の全てが揃っているのです。

原因となる植物に共通しているのは、

1.原則として風花であること

2.花粉を大量につくる植物であること

3.軽くて遠くまで飛散する花粉であること

4. 広報囲に分布して、生育密度の高い植物であることで、虫媒花でも、花粉が原因になっているイチゴやりんごなどによるものは、授粉作業で花粉と接触の多い農家の人たちに見られ、「職業性花粉症」と呼ばれています。

ヒノキは普通、スギより少し遅れて花粉を飛ばし始めます

から、スギの最盛期に、ヒノキ花粉による症状が加わって、症状が強くなることがあり、スギが終わったはずなのに、症状が続いているときには、ヒノキ花粉症の可能性も考えたほうがいいでしょう。

シラカンバの花粉飛散は4〜6月頃で、スギ花粉症と同じ症状の他に、りんごなどの果物を食べると、口の中がかゆくなったりする「花粉・食物アレルギー症候群(口腔アレルギ

一症状)」を起こすこともあります。

オオバヤシャブンは、大量植樹された六甲山周辺で花粉症を増やしたことで有名になりました。今も新興住宅地を中心に全国に植樹されているので、花粉症患者の数も増えています。シラカンバ同様、カバノキ科ですから、これも花粉・食物アレルギー症候群が起こる可能性があります。

一方、夏から秋には草本花粉による花粉症が目立ちます。

イネ科やキク科、ブタクサ属など、スギなどよりもずっと背の低い雑草の花粉ですから、花粉もあまり広がりません。その雑草が生えている土手や野原などに近寄らないことがいちばんです。

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